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天草トリビア② ~天草の海水浴場について~

夏真っ盛り!今年も暑いですね~!!

…とか言いつつ、エアコンの効いた室内でブログを書いています(笑) 快適~!!

今回のトリビアは天草の海水浴場について。熊本県内では、海といえば天草!なイメージですが、そもそも天草にいくつの海水浴場があると思いますか?

…正解は、なんと「18」カ所もあります!(天草市・上天草市・苓北町の2市1町含む)

そのうち天草市内には12カ所。みなさんは全部わかりますか?
(もし全部わかる!という天草の海博士なあなたには「天草海部」さんをお勧めします!)

そんな12カ所の海水浴場のなかで、「天然」の海水浴場と「人工」の海水浴場があります。せっかくなので、分類分けしながら皆さんにご紹介します!

本渡海水浴場(通称:茂木根海水浴場)はトライアスロンの五輪公式距離(51.5km)にて日本で初めて開催された「発祥の地」でもあります。

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【天草市内の天然・人口海水浴場一覧】

天然の海水浴場 人工の海水浴場
名 称 所在地 名 称 所在地
茂串海水浴場 牛深町 四郎ヶ浜ビーチ 有明町上津浦
砂月海水浴場 牛深町砂月 えびすビーチ 倉岳町宮田

白鶴浜海水浴場

天草町高浜北 本渡海水浴場 本渡町広瀬
黒崎海水浴場 五和町御領 若宮公園海水浴場 五和町御領
黒島海水浴場 御所浦町黒島 小高浜海水浴場 河浦町﨑津
    魚貫崎海水浴場 魚貫町
    立海水浴場 新和町小宮地

※上記各海水浴場の詳細は名称部分をクリック(タップ)してください。

【1.天然の海水浴場の特徴について】
 茂串・砂月・白鶴浜は天然のキレイな白砂が有名ですが、これらは河川から運ばれてきた砂が海流(潮流)によって堆積したものだそうです。なので、これらの海水浴場の近くには川があるそうです。

 特徴的なのは黒崎と黒島で、黒崎海水浴場の特徴である黒い砂は、なんと阿蘇の噴火時に流れてきた溶岩が固まって、それが風化する事によってできた砂浜なんだそうです。
 黒島海水浴場は一見サンゴのかけらのように見える不思議な砂(?)ですが、海藻の骨格が潮流で堆積したものなんだとか。面白いですね~。

御所浦の無人島、黒島にある「黒島海水浴場」目の粗い砂のように見えますが、実は海藻の骨格が堆積したものだそうです。

【2.なぜ人工のビーチがあるの?】
 わざわざ人工のビーチを作る理由として、天然の海水浴場にはない特徴があります。それは、潮流が比較的穏やかなところに作られており、より安全にご利用頂ける点です。天然の海水浴場は性質上、外海に面していて、潮流が早いところに多いそうです。

 また、人工の海水浴場には、くらげなどの侵入を防ぐためのネットが張ってあったり、防波堤や沖の方にテトラポッドなどを設置し、高波の減衰や砂の流出を防いでいることから比較的遠浅なところが多く、天然の海水浴場ではなかなか難しい安全対策を施しているところがあります。(特に海岸線の多くの地域が国立公園に指定されている天草では、消波ブロックなどの人工物の設置が難しいというのもあるのかもしれません。)

 それと、天然の海水浴場だけでは到底足りないほど、毎年多くのお客さんにお越し頂いているというのもあるかと思います。毎年人気の高い茂串海水浴場や、四郎ヶ浜ビーチを訪れたことがある方にはわかるかと思いますが、連日多くの方々で賑わっています。もしたった5つの天然の海水浴場しかない場合、大変な混雑が予想され、安全上の問題が懸念されます。そのため、人工のビーチは上島~下島まで分散するように広範囲に作られているのではないかと思います。(※個人的な見解です。)

人工ビーチの例(えびすビーチ)防護ネットや砂の過度な流出を防ぐための防波堤があり、安全に楽しめるよう工夫が施されている。

【3.まとめ】
 1)天草2市1町全体では18カ所、天草市内だけだと12カ所の海水浴場がある
 2)天草市内12カ所のうち、天然の海水浴場は5カ所・人工は7カ所ある
 3)安全に利用してもらうために人工の海水浴場が設けられている

【4.※注意点(重要)※】
 天草の中には、上記の海水浴場に指定されていない砂浜などもあり、海水浴場として管理されていないので大変危険かと思います。海水浴でお越しの際は、そういった点も事前にご確認頂けますと幸いです。(※何の看板も施設もない海岸や、「○○海岸」など、看板の名称が「海水浴場」や「ビーチ」ではない海岸・砂浜は要注意です。そういったところは潮流が早い・急に深くなったりするなど海水浴に適さない環境の恐れがありますので、特に小さなお子様連れの方は十分ご注意ください。)

 また、名称が海水浴場であっても、昨今は感染症対策のために自治体が開設期間や内容を限定したり、正式にオープンしていない海水浴場もあるようです。正式にオープンしていない海水浴場は安全対策が十分ではない恐れもあるため、こちらも事前にご確認の上、十分にお気を付けください。

魚貫崎海水浴場ではシーカヤックやキャンプなども楽しめます。詳しくは「天草レストハウス結の里」さんへ

【参考資料①】
 ・天草市公式youtubeチャンネル「Do!?☆あまくさ☆」 
  第9話「海水浴場の砂の違いはこれです!」
  https://youtu.be/0n08f7emJKo
 ・天草総合ガイドブック p23~24
  https://www.t-island.jp/pamphlet
 ・天草レストハウス結の里
  https://www.t-island.jp/spot/2275

・・・という事で、今回のほとんどの情報は天草市の公式youtubeチャンネルを基にした、「こたつ記事」ならぬ「エアコン記事」でした!(笑)

他にも色んな天草の情報を映像でお届けしている、天草市公式youtubeチャンネル「Do!?☆あまくさ☆」も是非ご覧ください!

【天草Cityチャンネル 【天草市公式】#天草市】
 https://www.youtube.com/channel/UCk8qZlr-KvuelOzqiE2O3Dw

【参考資料② 海で遊ぶ際の注意事項等】
 ・政府広報オンライン「マリンレジャーを楽しむために 安全対策を忘れずに!」
  https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201608/1.html
 ・海上保安庁「海で遊ぶときの注意」
  https://www6.kaiho.mlit.go.jp/watersafety/swimming/02_attention/
 ・海上保安庁 第八管区海上保安本部敦賀海上保安部
 「開設している海水浴場で安全に遊泳しましょう! 」(PDF)
  https://www.kaiho.mlit.go.jp/08kanku/Potal/01_asobu/01_oyogu/images/2020-kyouiku-turuga.pdf
 ・公益財団法人 日本ライフセービング協会
  https://elearning.jla-lifesaving.or.jp/