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「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の正式推薦書がユネスコに提出

天草宝島観光協会のjyuです。今日は、大変うれしいニュースをお伝えします。

2月1日、天草の﨑津集落を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の正式推薦書がユネスコに提出されました。

今年の夏に、専門家による現地調査行われ、平成30年の夏にユネスコ世界遺産委員会で審査された後、登録の可否が決まる予定です。

世界文化遺産候補の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は江戸幕府による禁教下の信仰で独特の文化的伝統を育んだことが普遍的な価値があるとされています。

諏訪神社より協会を見て

写真は、﨑津諏訪神社から見た﨑津教会です。﨑津諏訪神社は、潜伏キリシタンが多く発覚した事件「天草崩れ(くずれ)」の舞台で、信徒さんたちが所有していた信心具を差し出すように指定された場所です。その際の取り調べで、信者はどちらへ参詣する際にも「あんめんりゆす」(アーメンデウス)と唱えたとされています。

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﨑津教会は、長崎の建築家・鉄川与助によって設計されたゴシック様式の教会で堂内は国内でも数少ない畳敷きになっています。禁教時代に厳しい絵踏みが行われた場所に、現在の祭壇が配置されたと言われていて、内部を拝観すると厳かな気持ちになり心落ち着く雰囲気が漂っています。

 

堂内は今も信者さんたちの祈りの場所になっていますので、拝観マナーは守ってくださいね。また、﨑津集落については、﨑津集落ガイダンスセンターや﨑津資料館みなと屋によるとより理解ができます。ぜひお立ち寄りください。

 

﨑津資料館みなと屋 天草市河浦町﨑津463番地 0969-75-9911

﨑津集落ガイダンスセンター 天草市河浦町﨑津1117-10  0969‐78‐6000