天草の温泉
天草には、個性的な数多くの温泉施設があるので、温泉巡りもおすすめです。素晴らしい眺望や自然を満喫しながら、天然の温泉でリフレッシュしませんか。
下田温泉のご紹介
約750年の歴史をもつ天草が誇る効能豊かな名湯
夕陽スポットとしても有名な天草西海岸「サンセットライン」から少し入ったところに温泉や宿が点在する下田温泉街があります。
源泉100%、天然そのままの温泉は、切り傷や疲労回復の効果があるといわれています。
また、歴史も古く、開湯は約750年前とされており、「一匹の傷ついた白鷺が傷を癒やしているところへ行ってみると、そこに温泉が湧き出していた」という伝説も残されている温泉です。
下田温泉の特長
沸かさず薄めず循環せず源泉かけ流しの天然温泉
天草下田温泉に湧き出る源泉の温度は51.3℃とされています。これは沸かしたり水で薄める必要が無く、湯量も豊富なので、循環する必要がありません。温泉成分を損ねることなく、新鮮な源泉をそのままお楽しみ頂けます。
〜湯煙の立たない温泉街〜湯煙は源泉を沸かしたり、冷ましたりする事により発生します。その過程で温泉成分が失われる事があります。下田温泉は温泉成分を活かしたまま、源泉をそのままかけ流すので、湯煙が立たないのです。
大地の奇跡が生んだ天草下田温泉
日本の温泉を分類するとそのほとんどが火山性温泉と非火山性温泉に分類されますが、下田温泉は非火山性温泉で源泉かけ流しの鮮度の高い温泉です。
天草陶石と同じ地層から湧き出していて、一説では断層の摩擦熱で温められているのではないかと言われています。天草陶石は、国内生産陶器の半数以上の原料とされ、有田をはじめ、全国の窯元に出荷されています。
天草西海岸から望む水平線に落ちる夕陽
温泉街から夕陽が見える海岸までは徒歩5分。全てを茜色に染め上げる、感動的なシーンが楽しめます。
温泉が多い熊本でも珍しい国民保養温泉地の一つ
確かな効能と貴重な泉質が認められ、国民保養温泉地として昭和38年4月に指定されています。温泉の多い熊本ですが、国民保養温泉地に指定されているのは下田温泉を含め3箇所のみです。
下田温泉の効能・泉質
源泉名 | 下田温泉 |
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湧出地 | 天草町下田北 |
泉温 | 51.3℃ |
湧出状況 | 掘削深度250mさく泉 |
pH値 | 7.84 |
知覚試験 | 無色透明・無味・無臭 |
泉質 | ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉 |
飲用の適応症 | 慢性消化器病・肝臓病・糖尿病・通風 |
浴用の適応症 | 切り傷・火傷・神経痛・関節筋肉痛・五十肩・痔疾・冷え性・慢性皮膚病・うちみ・くじき・疲労回復・健康増進 |
浴用の禁忌症 | 熱のある急性疾患・悪性腫瘍・重い心臓病・呼吸、腎不全・高度の貧血・出血性疾患 |